LAMP環境構築マニュアル ② Apacheインストール編
Apache HTTP Serverのセットアップ
LAMP環境を構築するためのサーバーの準備が出来たら、
WebサーバーソフトのApache HTTP Server(以下、Apache)をインストールしていきます。
環境: 「Conoha VPS」 メモリ 512MB/CPU 1Coreプラン、CentOS 7.6.1810 (Core)、Apache/2.4.6
LAMPとは… 以下の要素の頭文字で構成するサーバー環境のこと
- Linux
- Apache (今ここ)
- MySQL
- PHP
SSHクライアントからサーバー接続して下記の手順を実行していきます。
インストールと起動
1. Apacheのインストールをする
(Apacheはhttpdという名前で扱われています)
$ sudo yum install -y httpd
2. インストールが完了したかを確認する
(httpdパッケージが表示されればOK)
$ yum list installed | grep httpd /pre>
3. サーバー再起動時もApacheが自動起動するように設定を行う
$ sudo systemctl enable httpd.service
4. Apacheを起動する
$ sudo systemctl start httpd.service
5. Apacheの起動状態を確認
$ sudo systemctl status httpd.service
active (running) と表示されていれば起動が出来ています。
ファイヤーウォールの設定
ファイヤーウォール (firewall)というセキュリティのためのアクセス制限機能が有効になっている場合、Apacheのアクセスを許可しておく必要があります。
1. firewallの起動状態を確認する
$ systemctl status firewalld
active (running) firewallが有効
2. Apacheのアクセス許可設定
現在許可されているサービスの一覧を表示
$ sudo firewall-cmd --list-service --zone=public --permanent
上記のコマンドでwebアクセスのサービス名「http」が表示されなければ以下のコマンドを実行する
(※permanentオプションで設定を永続化します)
$ sudo firewall-cmd --add-service=http --permanent
再度下記のコマンドを実行して「http」の追加を確認
$ sudo firewall-cmd --list-service --zone=public --permanent
firewallを再読み込みさせて設定を反映する。
$ sudo firewall-cmd --reload
3. Webブラウザでアクセス
サーバーのipアドレスをブラウザのアドレスバーへ入力してアクセスすると以下のテストページが
表示され、Apacheの動作が有効になっている事が確認出来ます。
http://サーバーのipアドレス/
ここまででApacheの導入が完了しましたので、次回はMySQLデータベースの導入手順を解説していきます。
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