「暇だからプログラミング勉強してみた」に違和感。- 1日だけ勉強しても意味ないです –
「ヒマだったからプログラミングでも勉強してみた」
以前、このような、表面上は熱意のあるSNS上の投稿を見かけたのですが、そのことについて私なりに思ったことを書きます。
エンジニアなど、ITの仕事をしている方であれば、この投稿について違和感や何かモヤっとする気持ちを覚えるのは私だけではないはずです。
エンジニア、IT系の従事者にとって必要な学習や自己研鑽は、
「暇があったから」「時間が出来たから」
といった様な気が向いたタイミングで取り組むものではく、日々忙しい中でもそのために時間(業務外でも)を確保してでも行わなくてはいけないことなのですが、この感覚が理解できないのであれば、ITやプログラミングの習得が必要となる仕事へチャレンジするのは、ご本人の幸せのためにもやめておいた方がいいのではないかと私は思います。
先のSNSの投稿の件ですが、その方がその後もプログラミングにのめり込んでずっと勉強を継続していたのだとしたら、とても素晴らしいことなのですが、どうやらそうではなかったようです (涙)
やってみて楽しかった、ピンと来るものがあったのに、その日限りで終わらせるなんて…
1日だけやって何か得られるものがあるのでしょうか?
まあ、その方の場合、自己承認欲求からの投稿だったのかもしれませんけど。
これはプログラミングに限らず、例えば語学の学習等にも言えることですが、やるならちゃんと継続してやらないと意味ないです。
少なくとも現状に何か不満や危機感を覚えていて、やりたい仕事や将来のために何か新しいスキルを獲得したいって本気で思ったのだとしたら、最低でも一年間、どれだけ短くても半年とかある程度の期間を決めて毎日継続して取り組まなければ、理想とする結果は得られません。
そして、何より私が思うことは、やろうと決めたことに本気で取り組むことが出来なかった自分自身を肯定的な気持ちで認められるのかということです。(外部に行動を発信したならなおさらですよ)
もちろん、人間誰しも首尾貫徹して生きていけるわけないですけど、この先の人生、長い目で見た時、状況を好転させるために歯食いしばって必死にやり抜く時期が一度や二度くらい必要なのではないでしょうか。