【応用情報技術者試験】経営戦略・規模の経済と範囲の経済

範囲の経済と規模の経済

規模の経済
同一製品の生産量を拡大し、製品単価を下げること

範囲の経済
マルチ製品の同一資源を有効活用し、製品価格を下げること

応用情報技術者過去問題 令和元年秋期 午後問2

問題文 ※一部抜粋

〔環境分析〕
(2) 内部環境
B社は自社の強みを製品の企画,開発,製造の一貫体制であると認識している。これによって,顧客ニーズを満たす高い品質の製品を迅速に市場に提供できている。また,単一の企業で製品の企画,開発,製造をまとめて行うことで,異なる製品間における開発資源などの共有を実現し,複数の企業に分かれて企画,開発,製造するよりもコストを抑えている。

〔投資計画の評価〕
第2象限の一部の戦略については,すぐにB社で製品化できる見込みのものがある。内部環境を考慮すると,これについてもB社で企画,開発,製造を行うことで,【空欄 d】によるメリットが期待できる。

設問1
本文及び図1中の空欄a~dに入れる適切な字句を解答群の中から選び,記号で答えよ。


引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2019、平成31年、令和元年)

設問1 【空欄 d】の選択肢
ア: アライアンス
イ: イノベーション
ウ: 規模の経済
エ: 範囲の経済

解答: 【エ】範囲の経済

解説

問題文より、内部環境を説明している以下の文章に着目。

異なる製品間における開発資源などの共有を実現し,複数の企業に分かれて企画,開発,製造するよりもコストを抑えている。

また、「第2象限」とは問題に登場する成長マトリクス図の既存の市場に対しての新規の製品・サービスの領域を指している。

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