【Python3】requirements.txtでライブラリを一括インストールする
目次
requirements.txtによるライブラリのインポート
requirements.txtを使用してpipでインストール、管理している全てのライブラリを別の環境にもまとめてインストールする方法をメモ。
環境: Python 3.9.9
(例)ローカル環境のPythonライブラリを、サーバ環境にも一括でインストールすることができる。
requirements.txtを作成
下記コマンドを実行するとrequirements.txtが作成され、環境にあるライブラリの情報がエクスポートされます。
pip freeze > requirements.txt
一覧には各ライブラリのバージョン情報も含まれる。
attrs==20.3.0
Automat==20.2.0
awscli==1.19.49
beautifulsoup4==4.9.3
boto3==1.17.49
botocore==1.20.49
requirements.txtからライブラリをインストール
requirements.txtをサーバ等、ライブラリをインストールしたいPython環境へ配置し、下記コマンドを実行する。
pip install -r requirements.txt
または
pip3 install -r requirements.txt
ライブラリを指定のパスにインストールする
ディレクトリにまとめたい場合など、実行環境ではなく指定のパスにライブラリを保存する場合はtオプションでパスを指定する。
pip install -r requirements.txt -t python/
キャッシュファイルを含めないようにする
ライブラリインストール時にキャッシュを作成しないようにするには下記のようにno-cache-dirオプションを指定する。
pip install --no-cache-dir -r requirements.txt -t libs_no-cache