【AWS認定】ソリューションアーキテクト-アソシエイト学習方法 & おすすめ書籍(SAA-C03対応)

AWSソリューションアーキテクト-アソシエイト 学習方法

AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験の学習方法とおすすめの書籍教材を、実際の試験に合格した経験に基づいて紹介します。

おすすめの学習方法 :(結論)とにかく問題を解こう

はじめに結論として、AWS認定試験の最もおすすめの学習方法は試験問題を多く解くことです。

問題を多く解くことにより、実際の試験ではAWSのどういった知識が問われるのかということや、自身が理解できていない点を洗い出すことができ、わからないことをその都度調べていく過程で自然と試験合格に必要な知識が身に付いていきます。

出題形式に慣れるという意味でも試験問題への取り組みは必須です。

問題集おすすめ

書籍の問題集でおすすめはこちらです。

AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集


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こちらの書籍は全8章で構成されており、第4〜8章が試験問題集となっています。
(第8章は模擬試験)

書籍内の問題ですが、問題文の形式や必要とされる知識など実際の試験問題にかなり近いものだと感じましたので、自信をもっておすすめできます。

既にAWSの基礎知識や概要を理解している方は前半は飛ばして、第4章の問題から取り組み始めてOKです。

模擬試験を除く、第4〜7章までは問題の直後にすぐ解説が掲載されているため、わからない場合は無理に時間をかけすぎず即、解答と解説を見て知識と理解を深めていくのが効率的な学習といえます。

こちらの第8章の模擬試験で満点に近い程の知識と実力を身につけられれば、実際の試験に合格することは十分に可能なはずです。

また、こちらの書籍は旧SAA-C02の内容で出版されていますが、新要綱のSAA-C03の対策でも問題なく活用することができました。

試験問題の傾向と所感

こちらの書籍に限らず、SAAの試験問題を解き進めていくと気が付くと思いますが、試験全体の傾向として求められる要件に対し、数えられる程のいくつかの主要なAWSサービスの組み合わせによるソリューションのパターンが定石としてあり、押さえるべきポイントはそれほど多くないというのが所感です。

ハンズオンの学習は必要?

書籍やWeb上の問題集以外にSAA試験の学習方法として、実際にAWSを操作してサービス等を試してみるハンズオン形式がありますが、こちらに関して個人的な意見としては試験に合格するうえでは必ずしも必須ではないと感じます。

もちろん、今後よりAWSの知識を深めていくためには実際の操作、サービスの使用経験は絶対に必要となりますが、試験で出題される問題中の要件として、
例えば、
大量のアクセスを想定した場合の設計手法や、専用ネットワーク回線の利用、オンプレミス環境からのAWS移行など、個人でのAWS利用で試せる範囲を超えているケースも多く、あくまで認定試験に合格することだけを直近の目標や目的とした場合にはそれほどハンズオンの効果は高くはない印象です。

ですので、基本は問題集での学習をメインとして、ハンズオンを取り入れるのは試験までに時間的に余裕がある場合や、個人的に試せるサービスに焦点を当てるくらいで十分かと思います。

🔰AWS知識ゼロの方のおすすめ書籍

AWSの基本的な知識が既にある方や業務経験もあるという方は前述の通り、問題をたくさん解いていていくことをおすすめしますが、
AWSに関する知識がほぼ無いという方の場合は、いきなり問題に取り組むことはハードルが高く、効果的ではありませんので、最初にある程度基礎的な知識を押さえることを推奨します。

基礎的な知識はどこまで押さえればいい?

AWSの基礎を理解するためにはクラウド、サーバ、ネットワーク等のITの基礎的な部分を含む用語の理解が欠かせませんので、自信の無い方は一度おさらいしておくことをおすすめします。

AWSを学び始めるための基礎用語は以下の記事にまとめています。

【AWS認定】ソリューションアーキテクト-アソシエイト完全攻略ガイド [SAA-C03対応]

AWSのサービスに関しても各サービスの機能やサービス内の細かなオプション等を完璧に記憶して覚える必要はなく、大まかにこういう要件のときはこのサービスを使うといったことがイメージできればひとまずは十分です。

例として、「EC2」は仮想サーバ、「S3」はストレージ、データベースを利用する際、リレーショナルデータベースの場合は「RDS」か「Aurora」、NoSQLの場合は「DynamoDB」など。

AWS基礎のマスターにお勧めの書籍

問題集を使った学習を開始する前に、AWSの基礎や全体像をしっかり押さえられるおすすめの書籍を2冊紹介します。

(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応


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通称「黒本」と言われるこちらの書籍ですが、AWSの基礎的な知識から各章ごとに試験対策までが体系的にまとめられており、
ひとつひとつの用語の解説が丁寧であることや、説明にイメージ図を使われていて大変わかりやすい内容となっております。

「SAA-C02 対応」とタイトルにありますが新しい試験要綱のSAA-C03の学習でも基礎的な部分は変わらないため全く問題なく活用できます。

この書籍一冊でなかなかのボリュームがありますが、
こちらの第一章 「AWSサービス全体の概要」
でAWSの全体像や代表的なサービスの概要をインプットできたら、前述した問題集を使った学習に取り組み始めてOKです。

書籍の第一章以降の各章も、章ごとに「高可用性」「パフォーマンス」「セキュリティ設計」「コスト最適化」と試験に必要な情報が網羅されていますので、問題集での学習を進めていく過程で不足している知識が出てきたときにこちらの書籍を辞書的に参照していくのがおすすめです。

続いてはこちら

図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる

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こちらの書籍はSAA試験の対策本ではありませんが、一冊目の黒本と同様AWSの全体像と主要なサービスの解説が幅広くまとめられています。

読者の対象をエンジニアだけでなくITに従事するすべての方向けにされているようでかつ、オールカラーの紙面もやさしくわかりやすい内容となっています。

黒本と比較すると、試験対策に特化はしていないものの、ネットワークやデータベース等、ITシステムの基礎的な知識についての解説も掲載されていますので、AWSの基礎以外にそれらもまとめて学びたいという方には大変おすすめできる一冊になっています。

その他のおすすめAWS書籍

最後に一冊、試験対策の仕上げとしておすすめの書籍を紹介します。

一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[C03対応]直前対策テキスト


※ 画像はC02版

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タイトルに「一夜漬け」とありますが、試験合格に必要なAWS知識が幅広くかつ必要なだけ凝縮されている印象ですので、
一夜漬けにこだわらず試験の数ヶ月前からでも問題集での学習との併用をおすすめできます。

こちらの書籍の良いところですが、各サービスの機能、特徴が出題の分野ごとにページを分けて紹介されており、ひとつのサービスでも多角的な視点から学習ができる内容となっており、試験問題の要件を実現するための主要なサービスの知識が幅広く身につけられる内容となっています。(C03試験対応として出版されているのも◎)

こちらの書籍の巻末の問題も問題文の文章量、問われる知識共に実際の試験に近いものと感じますので試験直前の最後の仕上げ対策として活用できます。

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