「旅行すると切り替え難しそうだわ」
以前、仕事の休暇を取ってしばらく海外に行った際、ある知人から
「旅行すると切り替え難しそうだわ」
と、メッセージをいただいたのですが、それを受け取った私本人はなんて退屈で無意味なセリフを言う人なんだと愕然としてしまいました。
休暇中の旅行は、気持ちを切り替え、仕事への活力やライフスタイルのインスピレーションを得るための、人生において非常に価値のある活動だと私は捉えていますし、旅好きの方であればきっとこの事に共感していただけるのではないかと思います。
もちろん、旅行(とくに海外)に行けば非日常の楽しさや、受ける刺激の反面、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも日常生活に戻ったときのギャップは多かれ少なかれ感じることがあるでしょう。
しかしながら、私にとって旅はそういったギャップも含め、自身の内に沸き起こる様々な感情や意識の変化に出会え、また自身と向き合うことのできる貴重なものです。
メッセージを送ってきたその方ご本人の気持ちは正直なところわかりませんが、
おそらく私が思うに、「切り替えが難しそう」などといった言葉の裏には、「お金がない」「時間がない」などを言い訳にして、変化を起こす行動を取ることが面倒だという心情があり、いちおう何かメッセージという形で発言することで現状から身動きの取れない自身を正当化しておきたかったのだなと私は推察しました。(語彙力や文章における感情の表現力が乏しいのであれば、無理して意見を述べられなくていいのに)
一方で、旅することや海外のことに対し感度の高い方の場合、これは実際に別の知人の例ですが、
「有名な〇〇(建物や観光地)には行った?」
「現地の料理はどうだった?」
といった興味や関心のある質問をされ、それを軸に自然と会話が広がっていきます。
とはいえ、知的好奇心の強さや、旅、海外への関心は人それぞれですし、旅することに全く興味のない方もいらっしゃるようですから、それに関しては否定をする気はもちろんありません。
ですが、私自身がこれまで海外を旅したことで得られた経験から言わせていただければ、「切り替えが難しい」などツマラナイ一言で自身の好奇心や将来の可能性に蓋をしてしまうのは非常に勿体無いことです。
私は仕事と人生両方において、これからも可能性と視野を広げていきたいと思っていますから、国内だけでなく海外にも常にアンテナを張っていくつもりですし、隙があればいつでも海外を訪れるつもりでいますよ。