MIPSから平均命令実行時間を求める

MIPSの値から平均命令実行時間を求める

コンピュータが1秒間に実行出来る命令の数を表す性能指標であるMIPSから平均命令実行時間を求める方法を基本情報技術者試験の過去問題解説と一緒にメモします。

基本情報技術者試験 平成25年度春期午前問題

50MIPSのプロセッサの平均命令実行時間は幾らか。

ア: 20ナノ秒
イ: 50ナノ秒
ウ: 2マイクロ秒
エ: 5マイクロ秒

引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:過去問題

「平均命令実行時間」つまり、「ひとつの命令を実行するのにかかる時間」を問題の答えとして求める。

50MIPSのプロセッサは1秒間に50百万回(50,000,000)の命令を実行出来るので
1秒を50百万で割ることで「平均命令実行時間」を算出することが出来る。

上記の計算により、1命令あたりにかかる時間は0.00000002秒であることがわかる。

この数値を問題の選択肢にあるナノへ変換すると

「20ナノ秒」

正解はとなる。

選択肢、またはのようにマイクロ秒に単位を変換した場合

「0.02マイクロ秒」となり選択肢に存在しない値となる

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